夏が旬の鍋?
6月になりました。
まだ秋田は朝晩冷えますが、日中の気温は高くなってきましたね。
東京、大阪あたりはだいぶ暑くなってきたのではないでしょうか!?
さて、ここ秋田には夏に食べる鍋があります。
暑い夏に暑い鍋?
ちょっと違和感がありますか?
そうかもしれません。
その前に、じゅんさいって知ってますか!?
じゅんさいは、沼などに自生する植物で、
葉が開く前の柔らかな芽の部分を食用としています。
写真のように表面は透明なゼリー状に覆われています。
なんだか涼しげで体に良さそうな感じではないですか?(^^)
(実際に、タンパク、ビタミンが豊富で、体内浄化作用、
抗酸化作用のある食品なんです)
さて、昔は沼に自生していたそうですが、
今は、田んぼや沼を利用した栽培となっており、
秋田県はじゅんさいの生産量日本一となっております。
今も昔もこうして小さな小船に乗って、
手掴みで1つ1つ芽を摘み取っていきます。
なぜ、このじゅんさい鍋が夏の鍋なのか!?
それは、5月下旬の初夏から8月中旬の夏の終わりにかけてが、
旬であり、その時期にしか収穫できないことに関係します。
じゅんさいは、酢の物などで食べることも多いのですが、
本場秋田の三種町あたりだと、鍋、うどん、そばなどの
温かいつゆなどでも食べる習慣があります。
そういうわけで、旬を向かえた生じゅんさいを、
夏場でも鍋で食べるというわけなんです。
つるるん♪とした独特の食感の生じゅんさいは、
お鍋にして食べると非常に美味。
そして鶏ダシの醤油味のお鍋で食べるのが、
とても相性が良いんです。
そんなことから当店では、こんな夏の鍋をご紹介しています
比内地鶏ガラスープがベースになった醤油スープ。
そこに更にプリプリの比内地鶏肉、
更には比内地鶏肉で作った当店自慢のホクホクの比内地鶏生つみれを
加えていきます。
比内地鶏のガラスープ、肉、つみれから溢れ出る、
三重の地鶏の旨みがスープに広がるわけです(^^)
そこに野菜を加え、秋田名物で有名なきりたんぽの兄弟!?
ご飯を丸めた「だまこ」も加え、この美味しいスープが染み込むまで、
じっくりと煮ていきます。
このスープを吸い込んだ、じゅわ~とした、だまこが美味しくないわけがありませんね。
そして最後に、ぷるるんとした生じゅんさいを加え、一煮立。
じゅんさいを覆っていたゼリーがスープに少しづつ溶け出し、
スープは少しトロミがかった、更に美味しい比内地鶏スープに昇格していきます!
暑い夏に暑い鍋をハフハフと。
これまた粋な感じで良いもんです(^^)
旬の生じゅんさいの鍋。
本日6月1日より2ヶ月の期間限定でのご紹介です