比内地鶏半熟くんせい玉子の美味しさの秘密
比内地鶏の卵って地元秋田でも、
あまり売っているのを見かけません。
需要に対して圧倒的に供給が少ないんです。
比内地鶏の飼育数が多くないのも理由ですし、
比内地鶏は肉を食べる目的なので、
採卵用として育てている訳ではありません。
そんな理由もあって比内地鶏の卵はすごく希少。
なので当店でも数量限定で作っているのがコチラ。
色んな方から美味しい!と言われる理由を自分なりに考えてみました。
1、ふんわり柔らかい
茹で時間に細心の注意を払い、
やわらかな食感に仕上げてあるので、
白身はふんわり、黄身は柔らか半熟。
このふんわり感も美味しさを感じるための大事なポイント。
保存のしやすさや利便性を求めるとレトルトにしたり、
出来たものに更に熱を加えて殺菌して常温保存できる
ように加工する場合もあります。
でも、それだとせっかくの比内地鶏卵の白身も黄身も
ガチガチの固い卵になってしまうんですよね。
それじゃぁもったいない。
なので日持ちが多少短くなっても(20日間です)、
冷蔵品にして利便性より美味しさを求めています。
2、ほんのり甘い
味付けに使っているのは食塩。
なのに食べるとほんのり感じる甘さ。
砂糖などは使ってません。
この甘みは食材の持つ甘さでしょうか。
味付けの塩加減と優しい卵の甘さがなんともいいバランスです
3、殻から染み込んだスモーク
殻を剥くと、白身に黄色っぽい斑点が見られます。
一瞬「あれ?悪くなってる?」と思うかもしれません。笑
この卵は、殻付きのままスモークしているのですが、
じっくりとスモークしているので、
殻にある見えない無数の穴から、薫煙が染み込んでいます。
白身に染み込んだ美味しさの証が「黄色い斑点」。
これがタンパクな味わいの白身を一気に別格の美味しさにしてくれます。
香りも美味しさのポイントとして、
香りを逃がさないように1ケづつ真空パックもしています。
私の思う美味しさの理由は、この3つでしょうか。
スモークの香りが染み込んだ玉子の殻を剥くと、
指にもスモークの香りが移ります。
玉子を食べた後も、半熟くんせい玉子の後引く美味しさに、
スモークの香りの指も舐めてしまいたくなります笑
今日は、ちょっと食にはうるさい友人と会うので、
お土産に持っていこうとおもいます。