比内地鶏オスの意外な美味しさ
比内地鶏ときりたんぽ鍋お取り寄せの店 秋田味商の店長工藤です
今日は比内地鶏に関するちょっと真面目な話。
先日、秋田県比内地鶏ブランド認証推進協議会の理事会にて
比内地鶏オスの試食会があり出席してきました
そもそも「なんで比内地鶏のオスの試食会?」
っていうこと自体が普通の人には「なんだそれ?」になるかと・・・
実は現在流通している比内地鶏はほとんどがメス
オスに比べメスは脂乗り、風味、柔らかさが良いとされ、
オスはほとんどがヒヨコの段階で区別されてしまいます
たしかに何度か食べたことがありますが、
オスの肉質は固めで独特のクセがあり、
「やっぱりメスがウマイよな~」というイメージを持っておりました。
しかしオスだメスだと言ってもそこは比内地鶏。
決してマズイ訳ではなく美味しいのですよ。
あくまでもメスと比べて、という話です。
えー、話が脱線しそうなので本題に戻ります
さて。
この日出された試食メニューは4種の6品。
焼き物などシンプルなメニューはモモ肉、ムネ肉などに分けての試食。
そして食べる前に県の担当の方から今回の試食の
趣旨説明がありました。
正直、試食会の案内をもらった時
「なんで今頃オスの試食会するの?」と思ってたんですが趣旨を聞いて
「おぉっ!!それは是非食べたい!!!」と、えらく納得。
実はココに来る道中に自分なりに
「どうやったらオスを一番美味しく食べれるかな~」
と考え思いついたことと共通してたんです。
この話、どこまで情報をOPENにしていいのか判らないので、
どんなオスを食べたかはここでは伏せておきましょう。
1品づつ取り、それぞれ実食・・・
正直な感想。
あれ?オスってこんなに旨いっけ!?
たしかにメスより脂身が少ないですが、それは好みだったり
使う料理によっては、どちらが合うかは違う。
まだクリアしていく課題はあるにせよ、
ワタシ的にはメニューや製品によっては
メスより美味しく使えるかも!?と思えるような手応えを感じた試食会でした。
話は戻るようですがオスでもメスでも比内地鶏。
オスだから飼育に手が掛からない訳ではないし、
全て同じように手間隙かけて飼育されることに違いはありません。
味が良いことで全国的に知られるようになったブランド地鶏、「比内地鶏」。
その味を維持しながらも新しい取り組みを取り入れていかなければ
ブランドの発展どころか、持続していくことも厳しい時代だと思っています。
ぜひこの取り組みが進展していくことを期待しております
比内地鶏ブランドを維持する裏側では今回の話だけでなく、
改良や研究が日々続けられているんですよ