宮崎、大分にて
比内地鶏メーカー秋田味商の工藤です
6月に人生初の宮崎、大分に行ってきました
ブーゲンビリア空港。ネーミングが可愛い!
道路脇にある秋田にはない南国っぽい木も雰囲気出ますねー!
九州は福岡、佐賀しか訪問したことがなく、何歳になっても初めて行く土地はワクワクしますね(歳は関係ないか笑)
私は食品会社なので当然、地域産物に興味深々だし、私から見た九州は畜産王国。
牛、豚、馬もありますが、その中でも宮崎、大分あたりは鶏肉食文化王国!というイメージです。
ということで、主たる目的は鶏肉食文化の体験とお勉強、そして、マル秘の視察も色々して参りました
宮崎の地鶏、地頭鶏(じとっこ)は有名ですが、大分の冠地どり(かんむりじどり)は初めて知ったなぁ
そして、こちらでは鶏肉の生食文化があるのも前から興味津々でした。
むね刺し
むねタタキ
はっきり言って非常に美味しいです。
何度か鶏刺しは食べていますが、やはり美味しいです。
ほとんどの居酒屋でも食べれるしスーパーでも鶏タタキを売ってるというは、大きな文化の違いだなーと思います。
レバー、砂肝、ハツまで刺身で食べますが、今回はもし身体に合わない場合、旅が続けられなくなるので我慢。。。
3日間の視察中、とにかく鶏料理と名物を食べまくりました。食べるのがお仕事です。朝から晩まで鶏肉を食べました
チキン南蛮や鶏天、鶏もも焼き
冷や汁
肉巻きおにぎり
そして満腹の帰り道でさえ、「名物」なんて看板を見てしまうと、とにかく食べる
「むむむ・・・名物?煮干し?うどんなのに煮干し出汁?」
「うどんに煮干しは合うのだろうか・・・どんな味なんだろう・・・」
はちきれそうなお腹と、レシピ分析をフル回転で始める頭。笑
とにかく気になるものは食べて食べて食べる。カロリーは一切考えない日。笑
話は変わりますが、比内地鶏を商売とするときに当たる課題の1つがムネ肉問題
「鶏肉=もも肉が好き」というパターンが多く、もも肉、むね肉といった部位別で販売するとどうしても、もも肉ばかりに注文が偏ります。
これは比内地鶏に関わらず鶏肉全般に言えることでしょう。
なので各メーカーさんは、ムネ肉を使った美味しい商品の開発に余念がありません。
サラダチキン、ナゲットなどなど
宮崎、九州に来る前、主力の鶏メニューともいえる炭火焼きは「もも肉」を使っているのを知っており、
大量に残るであろう「むね肉」はどうやって使っているんだろう?という疑問も知りたい1つでした
そして、それは色々食べてみてすぐ納得
むね肉を使う「チキン南蛮」「鶏天」というすばらしい名物料理が定番であるわけです。
やはり鶏肉の大産地、きちんと理にかなった部位ごとの食べ方もいろいろ根付いているわけですね。
比内地鶏も、もも肉はこの料理、むね肉はこの料理など、きちんとメニューとして定着していければ、もも肉むね肉を別々に販売していけるのかな、と改めて実感。
これは、比内地鶏業界全体で取り組みたい課題なので、機会があれば比内地鶏ブランド協議会の役員会でも提案していきたいと思います。
この3日間で増えた体重は見ないことにして日常生活に戻りました笑
今度は熊本、鹿児島も行きたいし、四国の鶏肉文化の勉強も行きたいと思います
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